長女テレサのお話。
【解説】
何か行動を起こす動機なんて、
原始的な欲求が先にあって、
もっともらしい理由は
ほとんど後付けだと思う。
自分の欲求を、自分の中でどう解釈すればいいか、
フレーミング次第だ。
そして人間は、もっともらしくするのが大好きなのだ。
人間から大義名分を根こそぎ絶ったらどうなるか。
「かねがほしいから、うったえた」
「はじをかかせたいから、ひとまえでしかった」
「きにいられたいから、おごった」
まるで、小学生の作文だ。
これがまかり通れば、世界は『北斗のケン』の舞台みたいになってしまう。
人は誰でも自分の欲求を、どれだけでも正当化できる高い能力を持っている。
「私は、常日ごろから、格差社会に不満を覚えていました。
私が求めているのは、偏りのない、平等な社会です。
なぜ、富と物資はあるところには有り余っているのに、
無いところには、必要最低限なものさえ届かないのでしょう。
私は、そんな現状に憤りを感じています。
私は、本当に必要とする人のもとに、必要な物資を届けたい。
だから…、
だから私は…、
マスクを高額で転売しました。」
爆。
会社で予算を通すときに、経理を納得させるために、
(やった経験ないからよくわからんが)
たとえば、XXXを購入したいが、○○費としては高すぎるので予算が通らない、
だけど名目を変えて△△△費用としてなら安いのでそちらで落とす、みたいなことをやっていたりする。