あなた自身の中にもきっといる、こんな(良くも悪くも)素直な子どもたち。

ママミルクは、個性溢れる子どもたちが自由に生活する小さな社会を描いた4コマ漫画です。(たまに2・3コマにもなります)

皮肉と風刺の隠し味が、後からじわりじわりと効いてくる・・かも?

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アナログ

【066】ゆとり

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フリード&ヨブと、ランス&グリーのお話。



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【解説】

※解説はまたいづれ書きます。


先行者利益
キャリアがアンテナを立てた、入山料
レールを引いたら運賃が取れる
行動力 ファーストペンギン
後からなんでもなる
早い者勝ち
ただ速いというだけで圧倒適期に有利になる

報告義務はない
気づかないうちにレールは引かれる

のんき



66_おまけ

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【048】ライフライン

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天使クルと、冒険家・ポポのお話。



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【解説】

私はかつてデザイナーとして働いていて、フォトショップもイラストレーターも
ある程度使いこなせていた。

そして、その「デザインのスキル」は、私にたくさんの収穫をもたらしていた。
その時期には、命綱の機能を果たすのに十分な長さがあったのだ。

しかし、私はあるときデザイナーという仕事に飽きてしまった。
私は、デザインをしたいのではなく、創作がしたいのだと気づいた。

おそらく、その瞬間が、命綱がピンピンにひっぱられた状況だったのだ。

ところが、私は、その役ただずな「命綱」をなかなか捨てられなかった。
本当のところ、自分はデザインをやりたいと思っているわけではないのに、
デザインのスキルが活かせる仕事という条件に固執して、職探しをしている自分がいた。

せっかく苦労して得たものだ。イラレのショートカットだって身に染み付いている。
でも、まったく新しい分野にすすんだとき、そこでこの技術を生かせなければ、
このスキルは死んでしまう。ショートカットも忘れてしまう。
だから、スキルを活かせる道を選ぼうとする。
べつに何十年と積み上げてきたスキルではない、それでも失うのは惜しいのだ。


営業スキル、プログラミングスキル、役職、人脈、地位、あるいは地元の付き合い。
こういうのは、積み上げてきたものだ。
積み上げてきたものが膨大なほど、大きな犠牲を払って手に入れたものほど、
何か新しい地点にいくために、それをすっかり失うのは勇気がいる。

引越し、転職、企業、全部古い何かを捨てなきゃ得られないものだ。
部分的に、あるいは全面的に捨てなきゃいけない。


『スキルを活かす』って、ある意味、選択肢を狭める考え方だ。
「やってみて楽しいこと」は、自分のもっているスキルが全然活かせないところにあるかもしれない。


昔のドラクエ(多分6あたりかな)で、ダーマ神殿というところに行くと
「魔法使い」とか「戦士」とか「遊び人」とか好きなように転職ができた。
(今考えると、なんで神殿がハローワークの仕事してんだとか思うが)

そのシステムが面白くて、転職するにはそのキャラクターを一定のレベルまであげないといけないのだが
、転職すると、レベルがまた1に戻るのだ。

レベルが1に戻るのが嫌なら、同じ職業をずっと続けることもできる。
一生「戦士」としてレベルをあげ続ける、そういう選択肢もありだ。

でも、本当はどうか?

もしかして、「“遊び人”になるってのもありかも」とか考えてる節があるんじゃないか?
やってみたら、意外とあたらしい自分に出会えるんじゃないか。


ちょっと自己啓発みたいな内容になったけど、
こういうのは適応の範疇が多すぎて、かえって扱いづらい。

ようするに、あなたが何に執着しているかという話なんだとおもう。

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【047】信じる

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グリーと、テレサちゃんのお話。



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【解説】

これ、自分では大爆笑なんだけど、みんなはそうでもないのかな。
これ、「あるある」ネタなんだけど、みんなはどうかな?

「わたし、あなたのこと信じてるわよ」って必要以上に言うのって、
結局信じていないよね、って話。
本当に信じているなら、「信じている」なんて言葉は多くはいらない。
(その言葉が相手の励ましになるときとかぐらい?)

ただ、黙って、信じていればいい。
それを、わざわざ口にするのって、
相手をコントロールしようとしているだけじゃないの?違う?


「〇〇くんは、ゲームやめれて、お勉強できる子だよね。」
え、あ、うん。


「〇〇ちゃんは、嘘はつかないもんね?」
いや、怖い怖い。


「愛してるから、本当の事言って…この口紅、誰の?」
怖い怖い怖い。


べつに、それがいい悪いでないし、
言葉を便利な道具として割り切れるなら、大いに使えばいいと思う。


ただ、「自分が言っていること」と「自分の本心」とをすり合わせ、
そこに一致があるかどうかを、懐疑的な視点をもって見ることは大切だと思う。


もし、信じていないのに、ろくすっぽ自分の内面的な感情を探りもせずに
「信じている」という言葉が軽々しくも口を突いて出てくるときに
それは自分自身を欺いていることになりはしないかと、心配なのです。





047_おまけ

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【046】日常

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ロウくんと、ヘルムくんのお話。



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【解説】
今日いちにちに起こったことさえロクに覚えていないのに、
起こらなかったことには尚更関心がない。

起こらなかったことは、
記憶の中に『出来事』としてカウントされることはない。
感謝の対象でも、憎悪の対象でもない。ようするに、考えるに“値”しない。

そんなことをいちいちカウントしていたら、
脳みそHDの容量はすぐにいっぱいになってしまう。
だから、起こったことの要所をつまんで、要約して記憶として保存する。
起こらなかったことなんて、誰も拾わない、ゴミ情報だ。


だけど、あえて私はそれを拾って、4コマ漫画のネタにしてみた。

ネタがないからじゃない。
私は周りからはゴミみたいに思われているものを拾って、
それを巧みなプレゼンテーションによって、さも“実は凄ものなんだぞ”と思わせてやることが大好きなのだ。

さて、プレゼンを始めようか。

ここに三冊の台本がある。『いおりの5月10日のシナリオ』と書かれている。

私が横断歩道を歩いている途中に、信号無視した車に追突され、下半身付随になったとする。「なんで、私がこんな目に合わなければならないだろう…」と思う。
これが一冊目、5月10日のシナリオAだ。

もう一冊のシナリオは、少し違う。その車が、うまく私をすり抜けて通過し、すれすれのところではあったがかすり傷ひとつ負わなかったとすれば、「危ないところだった」とは思うが、大した出来事でもないのでその記憶も次第に薄れていく。これが二冊目、シナリオB。

三冊目のシナリオはこう、その横断歩道に向かう途中に喉が乾いてコンビニに立ち寄ったために、その車を見ることもなく過ごさなければ、もうそれは起こった出来事ですら無くなるので、記憶にももちろん残らない。シナリオCだ。

もしAが選ばれたら、BとCはボツ、ゴミ箱行きだ。
この中の一冊が選ばれるが、それはどれかがわからない。
どのシナリオが採用されてもおかしくない、蓋を開けてみるまではわからない、
そんなドロドロに混じり合ったいくつもの可能性がシュレディンガーの猫みたいにはこの中で構えている。

そういう「起こるかも知れなかったこと」と「実際に起こったこと」の境目を
平均台を歩くみたいに過ごしているのが、『日常』なんじゃないかって、思う。

だれも、採択されなかったシナリオには興味はない。
だれもそれを、ゴミ箱を漁って、拾いあげて、検査台に乗っけたりしない。

でも、ヘルムくんみたいに、
拾い上げてみたくなったんだよ。

何事も起こらなかったことは、
何事かが起こったことと同じくらいに、大したことなんだよ。


046_おまけ
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【044】誓い

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ミルクちゃんと、ランスくんのお話。



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【解説】
冒頭に何が言いたいかというと、

『意思薄弱な人ほどやたらと誓う』

ってこと。


『自分で出来ると思ってるから誓う』のでなく、
『自分の力だけでは出来ない』とわかってるから誓うのだ。

誓うと、様々な“うまみ”にあずかれる。

誓った相手は達成基準を判断するお目付役になってくれるし、
失敗すれば「相手に迷惑がかかる」という外的動機付と、
「恥をかく」という内的動機付けが生まれる。

「10キロ痩せる」と公言することで退路を断ち
モチベーションアップを企てるのと一緒。

だからみんな、「誓わせてくれー!誓わせてくれー!」って、
年始の餅のばらまきに群がるみたいに、こぞって誓いたがる。

でも、誓う人ほど意思薄弱なわけだから、
誓う人ほど達成できないというパラドクスもとうぜん起きるわけだ。

安易に誓うなよ!
どーせしくじるから!!


めちゃ意思強い人(というか、誘惑を受け流すのが上手い人)は
無言で初めて、無言で達成し、事後報告だけする。
わざわざ、そのPDCAサイクルに誓うというプロセスを挟む必要はない。
なぜなら、それが、靴紐を結ぶみたいに『普通にできること』だから。


プロシュートの兄貴だって言ってるじゃないか


“「ブッ殺す」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ!ー(中略)「ブッ殺す」「ブッ殺す」って大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな。 「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!”(引用:『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦)


世の中の、95%くらの『誓い』は必要ない。
(結婚とか、信条とか、憲法とかの誓いは要る)

わたしが「誓わなくていい」って言うのは、
自分が『達成できない』と思うなら、誓ってまでやんなくていいよって意味。
『失敗者』『大口叩き』になるリスクが増えるだけ。

自分を偽ったり思い込んだりしないでさ、
達成できない自分でも達成できるプランを考えなよ。


「毎日腕立て100回やる」なんて無理。
お前にはまだ早い。いきがるな。諦めろ。
でも、1回ならさすがのきみでも毎日でもできるでしょ。
『誓わなくてもできる』ことから始めようよって提案。

できないなら、諦めないで、何度も挑戦すんなよ。
ハードル下げて、やり直せよ。


諦めてからが、『試合開始』でしょ。




044_おまけ

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