冒険家・ポポと、クルのお話。
【解説】
スムーズにいくように、と誰もが計画を立てる。
しかし、『計画通り』にこだわりすぎると、
かえって計画に邪魔されることがある。
春高野球(センバツ)が開催されなくなった。
2020のオリンピックの開催もあやしい。
その開催を見込んで長年準備していた人たちは、
すっかり困ってしまった。
誰もが、『予定通りに行われる』を前提に準備を進める。
(前提がなければ計画なんて立てられないからね)
しかし、前提はどんどん変わる。
計画書が出来上がったころには、
もう作り始めたときにあった前提条件がすっかり変わっている。
そういう時に、さっと計画を書き換えて臨機応変にできるか、
いつまでも計画書にそって、古いセオリーで進めるかで、その結末は二分されていく。
ガムも噛み続けていれば味がなくなるみたいに、
昔食えてた職業も、いつかは食えなくなる日が来る。
高橋名人も16連射じゃ、もう食えない。
ユーチューバーを目指している小学生が大人になったころには、
もうYouTubeなんてないかもしれない。
プロ野球選手を目指していても、大きな事故であきらめなければいけなくなるかもしれない。
ハイパーインフレが起これば、しこたまため込んだお金も紙くずになる。
オリンピックだって、甲子園だって、
国家だって、法律だって、
いつなくなったり、大幅にルールが変わるかなんてわからない。
確かなことなんて何にもない。
だから、計画なんて立てるな!!!
じゃなくて、
計画通りなんて最初からあてにしない方がいい。
いつでもしなやかに修正できる方がいい。
アクシデントがあったときに、
どれだけ、落ち込む時間を短縮し、
軌道修正に着手できるかが決め手なんだと思う。